
県南・佐久間特定建設工事共同企業体(代表 福島県南土建工業株式会社 代表取締役 小野喜治)が施工を担当した株式会社東邦銀行白河支店が2024年12月9日に開店しました。
同店舗は、カーボンニュートラルへの取り組みの一環として東北地方の金融機関では初となるZEB店舗(※)となっております。コンセプトは単に省エネだけではなく『創エネとの相乗効果による実質的な消費エネルギーゼロの達成』とし次世代型の環境配慮型店舗を目指しました。
(※)ZEB(ネット・ゼロ・エネルギー・ビルディング):高効率な設備システムの導入などにより室内環境の質を維持しつつ大幅な省エネルギー化を実現したうえで、消費するエネルギーを全て太陽光発電で賄い、エネルギー消費量の収支を実質ゼロにすることを目標にしています。
その中でも主な取り組みとして
創エネ:最大発電能力50kWの太陽光パネルの設置による創エネの実現。
高遮熱・高断熱性能の実現:床下に断熱材を全面的に敷き込むことや、窓を減らし一階の外壁に庇を多用することで日射の影響を削減。
高効率空調の採用:床吹き出し空調を採用し、冬は床下からの暖房、夏は天井からの冷房といった効率的な冷暖房を実現。
照明の効率化:LED照明を使用。人感センサーと組み合わせることで照明の無駄を削除。
を行いました。
また、室内には福島県産木材を使用したことで、温かみのある空間の実現の他、地域貢献にも繋がっております。
施工にあたっては、国道沿いの現場ということで、車通りが多く第三者の安全に細心の注意をして施工にあたりました。またZEB認証(4種類)のなかでも、最も用件が厳しい『ZEB』の建物でしたので、断熱性能の確保には特に神経を使いました。断熱材の配置や施工順序、施工精度に細心の注意を払い意図した高断熱性能を実現することができました。


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