代表取締役 小野 利廣
迎春 本年の皆さまのご健康とご多幸を祈念いたします。
今年の会社の年賀状には、フランクリン・ルーズベルトの言葉を載せました。「我々の恐れなければならないのは、恐れることそのものである」という言葉です。昨年からのCOVID-19のパンデミックにあって、インフォデミックという言葉がつくられました。情報氾濫と恐怖心ということです。SNS社会の弊害です。マスク不足と同時にトイレットペーパーまで備蓄する騒ぎがありました。これなどがその例です。正しく知るということの難しさです。私たちは東日本大震災・原発事故でも経験しましたが、信頼できる人のアドバイスの大切さを知りました。
60年周期で同じような社会事象が繰り返されることから、中国にて「干支」(※十干と十二支を組み合わせた60を周期とする)が出来たとされています。ちょうど60年前の日本では、小児麻痺(ポリオウイルス感染症)が流行し、ソ連・カナダからワクチンを輸入し、克服したようです。同じようになればいいと願いますが、歴史に学ぶ限り、大半の感染症はそんなに簡単に終息していません。自粛しながら、感染症予防に努めなければならないでしょう。
台風19号災害復旧、国土強靭化5か年計画、民間設備投資の動きもあります。今までに培ってきた信用力を発揮しながら、歩みを進めていく年だと考えております。
2023年は小野組としての創業から120年となります。地域にもお客さまにも従業員にも喜んでもらえるという創業の心を大切に、技術・制度に、そして平凡なことを非凡におこなう精神で、地域の安全に貢献する役割を果たし、今年を良い年にしたいと思います。
皆さまの安全とご多幸を願い、新年の挨拶とします。
令和3年吉日
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